360度評価
相手によって、接し方に差がある。
初見の相手への対応は、慎重かつ丁寧だが、攻撃性がないと判断した相手に対して、被評価者は隠れた攻撃性を見せるときがある。
人間は自分の都合でものを言うものだと思うけれど、
本当に筋がとおっていると信じているのであれば、
相手がAさんであれ、Bさんであれ、Cさんであれ、
同じことを言うことができると思うし、同じことを言わなければいけないと思う。
でも、それができなくて、そこに言い訳があるとき、そこに狡さが含まれていないか、
考えてほしいと思う。
正直であってほしいと思う。
こちらも向き合うからには、逃げ腰ではなく本音で向き合ってほしいと思う。
信頼関係が築けている、お互い受け容れている、そういうものを目指して動かなければ成り立たない。
「頼んだとき断らないと思った。出張に行った担当者は別にいて、筋はとおっていないけど、いちばん言いやすい。論破したときに自分へのダメー
ジが少なそう。」
なんでもいいから、そんな本音をストレートに伝えられれば、気持ちは変わると思うし、関係にも変化は生まれると思う。
本音をオブラートに包んで、言い訳されるのは、された側としていちばん頭にくるし、
下手におだてられても、そこに信頼や受容がなければ、やろうというモチベーションにはつながらない。
人間は自分を正当化したい生き物だから、無意識的にも傷つくことを避けたいという気持ちは理解できる。
ただ、自分としても、やりがいを感じないことも、ガマンしてやることもあるし、傷つくことも、納得いかないことを素通りしながらやっているこ
ともある。
愚痴はいいが、狡さのある言い訳なんかせずに、もっと本気で向き合って、もっと本気で人間同士の信頼関係を築こうとしてほしいと思います。