20201103【修正済】反応的であること、それは相手に依存すること、でも目標は自立
目の前の物事に意識的になったり、反応的になったり、
そんな風になって、自立した人間を証明しようと躍起になるのは、
自立している状態ではなく、相手に依存している状態であり、
その状態では、ちからを身につけたとしても、心は満足を得られないだろう。
なぜなら、他者の感情は他者の課題であって、
自分が選択できるものではないからだ。
反応することは相手に依存することであり、その行動は自立を妨げる。
本当に自立したいのであれば、
原理原則を心に刻み、そこから自然に出てくる行動であれば、それを信じて疑わないことだ。
まず、自分の心の奥底から湧いてくる感情、感動であったり、心地よいと思う気持ちであったり、いろんなひとを受け容れてくれる環境の居心地の良さであったり、逆に、不安や怖さを感じることがあるかもしれない。
そういったことも否定せずに、
反応して、自立した人間であることを証明しようとして頑張ったりして、かえって何かに依存する気持ちを強めてしまうのではなく、
いろんなひとがそれぞれの生き方で生きている、そんなそれぞれのひとを受け容れてる環境の懐の広さを感じられる場所に行き、
そこで、一時停止しておいた不安や怖さは、原理原則の中でどうであるのか、そこで反応して何かに依存することがどうであるのか、
向き合ってみるのもいいかもしれない。
それを繰り返していれば、きっと何かが生まれてくると思う。
多くのひとを満足させられるようなことをどれだけ効率的にできたとしても、目の前のたいせつなひとりと人間関係を築ける人格が育っていなければ、何の意味もない。